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株の判断には6つのものが役に立つ。

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 本日も勉強お疲れ様です。

 哲学者イマヌエル・カントは言いました。「人生の苦労を持ちこたえるには三つのものが役に立つ。希望・睡眠・笑い」。カントについてはググってください。

 というわけで前回の株式の続きです。株式市場の相場動向を判断する指標については前回復習したので、今回は視点をグッと絞った、各銘柄について投資の判断材料となる指標を復習していきます。

今回の復習内容は以下の通り

 ①PER 企業の”純利益”に対して株価が高いのか安いのか。

 ②PBR 企業が持つ”純資産”に対して株価が高いのか安いのか。

 ③ROE 企業が持つ”純資産”でどれだけの”純利益”をあげたか。
     儲け上手な企業かどうか。

 ④配当利回り ”配当金”が株価に大していくら受け取れるか。

 ⑤配当性向 儲けた分のうち、どれくらい”投資家へ還元”してくれるか。

 ⑥自己資本比率 企業の資本のうち”返済の必要のないお金”はどれくらいか。
         企業が安全な経営ができているか。

株式投資の判断材料

 株式投資の銘柄を選ぶにあたって、「あなたが普段よく使う商品を作っている企業を買うと愛着が持てていいよ」なんていうアドバイスを聞くことがあります。入り口としては確かに良い基準になると思いますし、あなたが必要としているものを、つまり国民が支持する商品を作る企業なら安心だというのはもっともです。

 しかし、明確な判断基準というものが欲しいのも事実で、以下のように株式投資の判断基準とされる指標がいくつかあります。ローマ字の略語で表記されるので意味を取り違えて覚えてしまわないよう注意が必要です。

PER(株価収益率)

 
 ”Price Earnings Ratio”の略で、日本語で”株価収益率”といいます。”収益”に着目した指標ですね。

 ”株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍になっているかをみる指標”です。”EPS”というのは当期純利益を発行株式数で割った値です。つまり、株価が1株分の価値から生まれる利益の何倍になるか、ということです。

 株価がその1株が生み出す利益の何倍にも上がっていれば割高となりますし、逆に株価が1株の生み出す利益に近いのであれば割安という判断ができます。なかなか文章で砕いて説明するのは難しいですね。文章力の無さが悔やまれます。文章力が上がれば適宜修正します。

PBR(株価純資産倍率)

 ”Price Book-value Ratio”の略で、株価純資産倍率です。こちらは”純資産”に着目した指標です。株価が1株当たりの純資産(BPS)の何倍になっているかを見る指標です。PBRが1倍であれば、株価が純資産に等しいといえます。つまりその企業の価値が株価にそのまま反映されているといえます。

 仮にPBRが高い、例えば2倍であるならば、その企業の資産価値の倍に株価が上がっているので割高、低ければ割安となります。割高の例でいえば、「私の財布、中に1万円が入っている。財布に価値はない。これを2万円で買ってくれ。」っていう感じでしょうか。

ROE自己資本利益率

 "Return On Equity"の略で、自己資本収益率です。”純資産”と”収益”の関係に着目しています。自分たちの持つ資本、つまり純資産を使ってどれだけの利益を上げたかを見る指標です。ROEが高い企業は少ない資本で大きな利益を生む、儲けるのが上手な企業といえます。

 「100万円を元手に500万円の利益を出しました。」という企業よりも「50万円を元手に500万円の利益を出しました。」という企業のほうが同じ利益額でも後者のほうが儲け上手、価値が高い企業であるといえます。

配当利回り

 株を買う上で一番の魅力で注視しがちなのはここですね。株価に対する配当金の割合です。

配当性向

 こちらは純利益に対する配当金の割合です。儲かったお金をどれくら投資家へ還元しているのかをみる指標ですね。つまり配当利回りという配当金自体も気になりますが、儲け分のどれくらいの割合を配当金として戻してくれるのか、は投資家にとって非常に大事な問題ですね。

自己資本比率

 自己資本の割合ですね。自己資本はイコール純資産です。純資産というのは投資家から募ったお金で、返済不要のものを指します。会社を運営するお金はそのほか借り入れなどで借りてきたお金がありますが、それらすべての会社運営のためのお金のうちの、純資産の割合です。

 当然ながら純資産、つまり返済する必要のないお金が厚いほうが経営としては安定しているといえます。つまり安全な企業であることがわかる指標です。


 本日も勉強お疲れさまでした。明日もしっかり勉強していきましょう。



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