FP技能検定は逃げの口実
以前に3級FP技能検定を受ける動機について書いたことがあります。
3級FPの他にも日商簿記検定3級と2級を数年前に独学で合格しました。
ちなみに私の仕事は金融系でも会計職でもありません。社内での役割は複数ありますが、6割くらいが営業職になります。
ただ私は営業という仕事が苦手で、成績も正直よくありません。
仕事がうまくいかないと、果たしてこの会社での自分の存在意義はあるのか。
また、この会社がもし万が一無くなってしまえば、他で生きていける能力が自分には何もないのではないか。
仕事でうまくいかなかったときに、こういうことが頭をめぐるわけです。
そして営業が苦手な私は仕事に正面から向き合うことを諦め、資格を取得して自己暗示をかけるという方向へ舵を切りました。
つまりFP技能検定と日商簿記検定は現実からの逃げの手段です。
自分に合う仕事、合わない仕事
今振り返れば前職にしても今の仕事にしても自分の性格に適している仕事とは思えません。
見る人が見れば努力を怠った結果だと見えると思います。
ただ気づいたことは、そもそも自分のことを理解できていなかったということです。
自分の性質を見極めて、それに沿った職探しやそのための努力をしてこなかったことには悔いています。
誰しも合う仕事、合わない仕事があるはずです。
流れのまま就職活動をした結果、自分にはどうしても合わない仕事についてしまった人はいると思います。
そんな自分の居場所とは思えない場所で、力任せにもがくよりも、自己暗示をかけて生きていく方法もあると思います。
私の場合の自己暗示は検定試験の合格という経歴です。
物理的に逃げる必要はない
他に宛もなく感情に任せて会社を辞めてしまう。
実際に現場から逃亡してしまうことはリスクが大きすぎます。
何より大切なのは生きていくことですし、家族を生かしていくことなので。
逃げることは悪いことではないですが、逃げ方には良し悪しがあると思います。
何か自分のアイデンティティを自分だけの自己暗示でもいいので、作り上げられるもの探してみる。
見つかれば仕事は少し力を抜いて、そちらへ注力してみる。
結局自分の人生なんでそれくらいの融通はきかせてもいいのかなって思いますね。
あくまで動機のひとつ
逃げの口実とはいいましたが、もちろん先のブログでも述べたように”お金の知識をつけて自分を守る”ために勉強をしていることにも間違いはありません。
動機は一つよりも複数で成り立っている方が挫折しにくいんじゃないかなとも思います。
何もかも抱え込んで暗く生きているよりは、すこしでも楽な方へ目線を移すために資格取得や検定試験を利用するのもいいのかなと思います。