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人生を変える「習慣化の力」とは。

習慣はルールを守ること
習慣はルールを守ること

 たまには読書の話をしたいと思います。

 今回は『習慣が10割』という本です。習慣といっても運動や勉強などの良い習慣もあれば、タバコやお酒といった悪影響を及ぼす悪い習慣があります。

 良くも悪くも習慣』は人生を変えてしまう力があります。

 ならば”良い習慣”を身に付けて人生をもっと豊かなものにしたいと人は思うものです。

 そして実は”習慣化”は簡単にできます。その具体的なプロセスと成功の実例が詰まっており、「何かを続けることが苦手だ」という人の人生を変えてくれる可能性がある1冊です。

自分を作り上げたのは自分である

 「人に能力の差はなし、あるのは習慣の差だけである」

 作中にある言葉ですが、本の核心を突いた言葉ですね。

 勉強のできる人とできない人、運動が得意な人と苦手な人、仕事で結果を出す人とうまく行かない人、その差は能力ではなく過去の習慣にこそ差があるということです。 

 勉強をコツコツ続けてきたか、仕事の場合は人に笑顔で接するよう心がけてきたか、運動は毎日練習し続けてこれたか、このような習慣の差が現在の結果として現れています。

”潜在意識”が習慣を作る

 人は五感から入ってくる情報を繰り返し何度も受け取ることで脳の奥深くに"潜在意識"として根付きます。

 この"潜在意識"に無意識のうちに反応し、行動が操られ、それこそが習慣になります。

言葉で子供の人生が変わる

 物心ついたころから「あなたはダメな子」、「うまく出来ない子」なんていう声掛けをすれば、その言葉は子供の脳にしっかりと焼き付きます。

 やがて潜在意識として根付いたその言葉は「私は何をしてもうまく行かない」という刷り込みを行い、子供の行動となって現れてきます。

 親の言葉一つで子供の人生が大きく変わる、ということです。

習慣の作り方

 何かを始めても続けられないと悩む人は多いと思います。そこで実例をもとに習慣化
のコツを探っていきたいと思います。

電話をかける営業マン

 落ちこぼれ営業マンがいました。

 彼の会社は売り上げに応じた給料のため、収入がほとんどありませんでした。

 現状を打開するために彼は「1日10件のアポ取り電話をかける」と決めたそうです。

メールを真剣に書いた営業マン

 また別の営業マンの話です。

 こちらの彼は「お客様や出会った人に真剣に書いたメールを送る」と決めたそうです。

自分と約束する

 上記の2人の営業マンはどちらも後にトップセールス、リピート率1位など落ちこぼれからトップセールスマンへと生まれ変わりました。

 受け取り続けた情報が脳に根付いて潜在意識となり、思考や行動をかえる。それが習慣となる、とは先にありましたが、刷り込みは自分でもできるというのがこの2例からわかります。

 「電話をかけ続ける」も「メールを書き続ける」も周りからの受け取ったものではなく、自ら課した「自分との約束」です。この「約束」を守り続けることが、習慣化への近道です。

まとめ

 「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる

 心理学者ウィリアム・ジェイムズの超有名な言葉です。

 「仕事がうまくいかない」、「成績が良くならない」となかなか成功に至らなくて悩む人は多いでしょうし、私も人生成功してるとは到底思えません。

 しかし今日から何か一つ、例えば「毎日10分間はFP3級の参考書を開く」という約束を自分として、それを守り続ければ人生も大きく変化していくかもしれない。

 ポイントは「守れる約束」で「具体的である」ことです。

 「毎朝10キロ走ろう」よりも「朝6時に起きてウエアに着替えて外に出よう」です。

 「ダイエットがんばろう」よりも「夜8時以降の間食をやめよう」です。

 また、そこまで壮大に考えず、”体や心に良い影響を与える習慣を身に付けて健康に生きるための教科書”くらいに考えて一度読んでみることをお勧めします。