FP(ファイナンシャルプランナー)3級を独学する

【独学】FP3級合格を目指すblog

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FP 3級を独学しようと思ったきっかけ

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なぜ「FP3級」なのか

 「FP3級」は正確には「3級FP技能検定」という、検定試験です。肩書になる資格ではありませんが、財務、金融、家計などお金に関する幅広い知識が問われる試験です。3級は検定試験の中でも一番下のランクで、合格率も高く、さらに3級を合格しないと2級が受けられないため、ここからのスタートは避けられないわけです。簿記検定はいきなり2級が受けれますね。

 私は常に「家計」に悩んでいました。収入は少ない中間層程度なのにずいぶんお金が出ていく。貯金などいわずもがな、です。さらにニュースでも騒がれた「老後2,000万円問題」。貯蓄に回す余裕もない中、この問題は重過ぎる。まだ30代である今のうちに、対策を考えておかねばとお金について真剣に考えるようになりました。

支出に問題があるのか?

 銀行口座の通帳を見ました。

 毎月固定で出ていく大きな金額は「住宅ローン」、「住宅改修ローン」、「生命保険」、「光熱費」、「月謝」です。子供の習い事の月謝はさておき、”ローン”がかなりのウエイトを占めています。生命保険も安い保険料の保険商品が多くある中、我が家のかけている保険は少し割高でした。

 住宅ローンについて、購入当初はとにかく家が必要だと購入しました。自分が組んだローンが、どういう商品なのか、金利のとこに書いてる”固定金利”とは何なのか、借入金額と総支払金額が大きく違うわけですが、どうやって計算しているのか。書面の内容をみても「へー、高いね。でもみんなこんなもんなんだね。」と完全に思考停止です。それも当然で、考えるだけの知識と情報を持っていないからです。

 生命保険についても同様。生命保険といってもその中身は保険料のかけ方や保障内容で多種多様に分かれます。今かけてある保険は自分に合っているのかどうかもわからぬまま、募集人に言われるがままなんとなく契約してしまったものです。

 支出が多すぎるからとにかく削らなくては。ということではなく、適切な支出かどうかを見極めることが大切なわけです。

払う必要のある経費はあるのか?

 例えば「保険」です。

 私の住む自治体は子供が医療機関にかかったとき、窓口で支払う医療費は中学卒業まで無料です。また、公的健康保険には高額療養費制度というものがあり、高額な医療費については負担限度額以上にはなりません。会社員であれば病気で働けない期間も労災保険による補償(給料よりは少ないですが)があります。

 健康を損なったときに100%の保証は望めませんが、割と手厚い保証があります。民間保険が必要ないということではなくて、保険料が今の生活を圧迫しているなら考え直すべきではないかということです。

 民間保険に入らなくても何とかなる制度があることをFPの勉強の中で知ることができます。先のローンを組む際の用語や仕組みもFPでは解説してあります。

知らずに損をする人生

 ”知らない”という状態はどんなことであれ、実態として損をします。損をしている実感のない人は、”損をしていることすらわからない”だけです。

 仮にFP3級の内容に絡めて年金について話すと、「私たちの世代は年金もらえない可能性がある。だから損をしたくないから年金保険料は払わない。」という人がいたとします。というか聞いたことあると思います。こういうことを言う人は年金の仕組みを知らないわけです。年金の制度として将来の受給額は確実に少なくなりますが、貰えなくなるとは今の仕組み上見えてきません。完全にその人の憶測です。そして支払わなかったことにより年金の受給額はさらに減ります。

 年金でたとえ話を作りましたが、「住宅ローン」「保険」「税金」などにしても、仕組みを知らなければ思考停止のままお金を払うようになります。また本来より多く支払っていたり、受けられるはずの恩恵が受けられなかったりと、トータルすれば大きな損失となります。

きっかけはあるYoutubeチャンネル

 
 きっかけを与えてくれたのは「リベラルアーツ大学」というYoutubeチャンネルでした。もともと勉強系の動画を見まくっていた流れから、”お金”に関する動画に行き当たり、そこへ行きつきました。有名なチャンネルで、書籍の出版もされています。

 ファイナンシャルプランナーという言葉は知っていました。しかしそれが何の役に立つかは知りませんでした。何度か調べてみた私の中のFPに対する結論は以下の通りでした。

 ①資格ではない
 ②お金を稼げる技能ではない
 ③つまり役に立たない

 つまり勉強するのも時間の無駄なんだろうと思っていました。ただ、上記動画を見ているうちに、お金を稼げる技能ではないけれど、自分の人生に関わるお金について知っておくべきことが詰まった技能だと知りました。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは

 まずファイナンシャルプランナーとは何なのか。

 英語の「financial」は”財務””財政””金融”といった意味です。「planner」は”立案者””計画者”を意味します。文字通り「財務の立案者(計画者)」ということで、簡単に言えば、「人生におけるお金のアドバイザー」です。相談者の家計を見直したり、老後生活の資金設計を考えたりするにはそれらにかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など押さえておく知識は多岐に渡ります。

FP3級の合格率
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過去3回の合格率


 過去3回の合格率はどれも80%前後、平均しても8割を超える人が合格できる資格です。

 日商簿記3級の合格率がだいたい4割~5割くらいというところなので資格試験としては簡単な部類に入ると考えられます。ちなみに私が受験した日商簿記3級試験は第148回で、合格率は48.9%となっていました。

 過去に日商簿記3級を受験し合格した経験から言うと、特に気負うことなく参考書に一通り目を通して、過去問を繰り返せば難なく合格するのではないかと思います。ただ、主目的はお金の知識を得る、その導入となるところなので、試験合格最低限の勉強をするだけでは足りないと考えています。

知識を得て身を守ることが第一

 主目的は知識の習得、そしてその知識を子供へ伝えるということです。

 ゴール設定の試験合格はやはり勉強のモチベーションにはなりますが、本当のゴールはその先にあります。なので勉強の継続こそがなにより大事になってきますし、復習もかねてブログとして記録していきたいと思います。


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